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2026/06/01

子どもの楽典教室5回目 調号の覚え方

「調号」というのは、「調を決める記号」のこと。

例えば、「シ・ミ・ラ・レ・ソ・ド」にフラットが付く調は、「変ト長調」。調号は楽譜の最初に示され、調号がついている音は、楽譜にシャープやフラットが付いていなくても全てシャープやフラットにします。

もし調号がなかったらどうでしょう。
例えば「変ト長調」の曲で、「シ・ミ・ラ・レ・ソ・ド」が出てくる度にフラットを付けていたら、楽譜がフラットだらけになってとても見づらくなってしまいますよね。


さて、調号は当たり前の知識として、できれば小さいときに覚えてしまうのが楽です。

どんな覚え方で調号を覚えていっても良いのですが、私はこんな風に教えています。

・シャープが付く順番は、ファ・ド・ソ・レ・ラ・ミ・シ。つまり、ファから5度ずつ上がる。

・フラットが付く順番は逆になり、シ・ミ・ラ・レ・ソ・ド・ファ。つまり、シから5度ずつ下がる。

シャープ2つの場合は必ずファ・ドにシャープが付くのであって、ドとレにシャープ、なんていうことはあり得ないわけです。

フラットも、フラットが5つ付く場合はシ・ミ・ラ・レ・ソにフラットが付くのであって、それ以外はあり得ないため、調号を覚えてしまえば最初に楽譜の調号を見たときにいちいち何にフラットが付いているかを考えなくても、フラット5つなら「シミラレソ!」と分かります。

まずはそれを知った上で、その調号を見たとき、どうやって何調か判断するのか。


シャープの調号の覚え方はこんな感じ。

・ファにシャープが付いたら、ファのシャープの1つ上の鍵盤のソから始まるト長調。
・ファドにシャープが付いたら、ドのシャープの1つ上の鍵盤のレから始まるニ長調。
・ファドソにシャープが付いたら、ソのシャープの1つ上の鍵盤のラから始まるイ長調。
・ファドソレにシャープが付いたら、レのシャープの1つ上の鍵盤のミから始まるホ長調。
・ファドソレラにシャープが付いたら、ラのシャープの1つ上の鍵盤のシから始まるロ長調。

シャープ6つの嬰へ長調もありますが、小学校低学年の子どもの場合、シャープ5つまで理解できていれば十分かなと思います。

とこんな感じで、シャープの調の覚え方は、「調号の最後のシャープの音の1つ上からその調号の調が始まるよ」と鍵盤で示しながら教えています。


ではフラットは?

・白鍵の調の中で、フラット系の調はヘ長調のみ。(ハ長調・ニ長調・ホ長調・ト長調・イ長調・ロ長調は全てシャープ系の調)

・ヘ長調の調号がシのフラット、というのは、子どもの曲でもよく出てくる調なので覚えてもらう。

その上で、フラットが2つ以上になった場合

・シミにフラットが付く場合はシのフラットから始まる変ロ長調
・シミラにフラットが付く場合はミのフラットから始まる変ホ長調
・シミラレにフラットが付く場合はラのフラットから始まる変イ長調
・シミラレソにフラットが付く場合はレのフラットから始まる変ニ長調
・シミラレソドにフラットが付く場合はソのフラットから始まる変ト長調

皆様規則は見つかりましたか^^

色々な覚え方があって良いと思いますが、私のフラットの調の覚え方は、「調号の最後のフラットの音1つ前のフラットの音からその調号の調が始まるよ」と伝えています。

図にするとこんな感じ。

例えばシとミにフラットが付いている場合、最後のフラットの音(ミのフラット)の1つ前のフラットの音(シのフラット=〇で囲ったフラット)が、その調号の調となるため、シとミにフラットが付く調は変ロ長調となります。

今日の子どもたちの楽典では、調号を覚えることと、実際にその調をピアノで弾いてみることをした上で、最後にフラット系の調の曲を視唱しました。

次回の楽典講座では、平行調(同じ調号の長調と短調)について学ぶ予定です。

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