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2026/02/08
さて、今回は3月のコンサートで演奏するもう1曲、ブラームスの作品118-2について、少しお話をしたいと思います。
ブラームスはドイツで生まれた作曲家で、20歳の時、作曲家のシューマンと、シューマンの妻で素晴らしいピアニストでもあるクララに出会います。
ブラームスはシューマン夫妻の前で自分の曲を演奏。
その演奏に感動したシューマンはブラームスの才能を認め、音楽雑誌で彼を絶賛し、世に送り出します。
ブラームスにとってはシューマンは尊敬する大作曲家であったと同時に恩人でもあるわけです。
そんなシューマンが、ブラームスに会った翌年ライン川に投身自殺を試み、自殺未遂を起こしてしまいます。
ブラームスはシューマンの家族を助けるためにシューマン一家のもとに駆け付け、その後、シューマンが2年後に亡くなった後も、妻のクララと7人の子供たちを支え続けました。
そんな中、ブラームスはシューマンの妻であるクララに恋をしてしまいます。
しかし、ブラームスはシューマンをすごく尊敬していましたし、内気な性格でもあり、クララに対して行動を起こすことはしなかったようです。
クララとブラームスは深い信頼と友情で結ばれていましたが、ブラームスは生涯独身で、二人は最後まで結ばれることはありませんでした。
そんなブラームスが、亡くなる3年ほど前にクララに献呈した曲が、作品118-2です。
この曲が作曲されて2年後、クララは亡くなり、その翌年にブラームスも生涯を閉じています。
ブラームスは他人に自分の内面を知られることを嫌ったようですが、この曲を聴いていると、ブラームスの内面が、音楽によって語られているように思えるのです。
ブラームスの孤独、情熱、そして、色々あったけれど、今は全てを受け入れ許しているような、深い愛情が感じられ、思わず涙が出そうになります。
この曲も、大切に演奏したいと思います。
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